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ハイブリッド型講義が示す大学教育の分岐点。コロナが白日の下にさらしたものとは?
概要:コロナによって未だに対面講義の制限が続いている大学。大学生の間で不満が高まる一方で、これを大学の教育改革のチャンスと捉える見方もある。コロナ禍の大学教育は、今後どうなってゆくのだろうか。
shigemi okano/Shutterstock.com
皮肉なことに、コロナ禍における強制的なオンライン化やハイブリッド化は、大学の教育改革の時計の針を進める役割を果たしている。
早稲田大学では、8月、総長の田中愛治教授が学生に向けたメッセージの中で、「反転授業」とよばれる学習手法を積極的に導入していく方針を示していた(現在は削除されている)。
反転授業とは、講義の前に必要な知識の習得はオンラインで済ませておき、講義ではいきなり議論を行なうなど、知識の活用法や思考力を訓練することを目的としたハイブリッド型講義の一種だ。
日本国内では、先進的な小中学校などでの取り組みが注目されるケースが多いが、欧米などを中心に、大学教育の新しいスタイルとしても普及してきているという。
秋から一部とは言え対面講義が開始されたことで、オンラインとオフラインを混在させた、教育改革で描いた未来の講義スタイルを実践できる環境が整ったわけだ。
オンラインを活用する教育スタイルは、なにもコロナ禍という特殊事情だけを理由に推奨されているわけではない。例えコロナが収束しても、世界の教育のスタンダートになっていく可能性がある。
大学生は、大学の教育改革によって、学びのスタイルが再定義されつつあることを認識しなければならないのだろう。 一方で、日本の大学が担ってきたコミュニティとしての機能を今後どう担保していくのか、本格的に考えなければならない時期に来ているのかもしれない。
撮影:今村拓馬
また、11月上旬を目処に、文部科学省は対面講義の割合が5割未満の大学名を公表する方針を示している。しかし本来、対面とオンライン講義に優劣は無いはずだ。講義内容が大学、教員によって多様であることを考えると、対面講義の割合を指定することにどれほど意味があるのか、甚だ疑問だ。
コロナの流行によって、今までなかなか注目されてこなかったオンライン環境の整備や、それに付随する教育改革の流れが進みつつある現状は、大学界隈においてマイナス影響が大きかったコロナ禍における唯一と言っていいほどのプラス要素だろう。
数年先、コロナが収束した中でも、この教育形式がスタンダートなものとして定着するか、それとも元に戻ってしまうのか、まさに今、分水嶺に差し掛かっているのかもしれない。

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(文、取材・三ツ村崇志、取材・戸田彩香)
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